可塑状グラウト工事
近年、既設構造物の補修のニーズが高まっています。護岸・法面・トンネル等の構造物背面は経年により空洞が生じていることが少なくありません。
当社ではこのような構造物背面の空洞対策として、特殊なグラウト材(可塑状グラウト材)を充填する工事を行っております。
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Wフィルグラウト工法
護岸・トンネルなどの構造物背面の空洞には水を伴うケースが多く、耐水性のグラウト材が望まれています。
そのような中で開発されたのが
Wフィルグラウト工法です。特に水中では、その特長を充分に発揮します。
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スラメント工法
スラメント工法は、スラグを主成分とした可塑状グラウト注入工法の一つです。
従来のスラグ−石灰系の特性を生かして、A液・B液共に非硬化性に組み替え、水ガラスと粘土鉱物の二種類の可塑剤を用いた二液等量注入方式となっています。
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エアパック工法
エアパック工法はエアモルタルに可塑剤を加えてグラウトの粘性を瞬時に増大させ、可塑状に保つことにより、水に強く限定注入が可能な流出しにくい工法です。
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TG-NAP工法
可塑状グラウト空洞充填工法「TG-NAP工法」は、特殊安定剤、特殊粘着剤を混和したセメントスラリーのA液と、アルミニウム塩を主成分とする特殊可塑剤を溶解したB液の2液を別々に注入箇所まで圧送し、ミキシングユニットを介して混合することで瞬時に可塑状グラウトを生成し空洞に注入充填する工法です。