事業紹介

壁式地盤改良工法

  • 壁式地盤改良工法は、盛土横断方向にセメント系深層・中層改良により改良体を連続打設して横断壁を造成し、その上に浅層改良盤を構築する軟弱地盤対策工法で、大幅に盛土の沈下を軽減できます。
    更に、着底または非着底の変位抑制壁を設けることにより、周辺地盤の沈下と変位を抑制できます。

特 徴

1.従来の杭式改良より少ない改良土量で盛土、周辺部の沈下を低減できます。
 ・横断壁と浅層改良盤で囲まれた未改良領域の改良部が一体化し、圧密沈下対象層が横断壁下端以深のみに減少  ・横断壁及び浅層改良盤側部の周面摩擦力により沈下対象層への載荷荷重が減少

2.盛土横断方向に改良壁が設置されるため地下水の流れを阻害しません。

3.横断壁により未改良領域が拘束されることにより耐震性能が大幅に向上します。

4.横断壁及び浅層改良盤と未改良領域が一体的に沈下するので、盛土天端の不陸がほとんど生じません。

5.埋没クリークなどの地質リスクがあっても、盛土の安定性への影響が少なく、段差対策でも急激な段差が生じにくい。