事業紹介

VOC対策

1.バイオレメディエーション

これまでのVOC土壌汚染対策は、ガス吸引や地下水揚水が主流でした。当社が行なっておりますSCN注入工法は、最近注目されているバイオレメディエーション技術です。土中の微生物を活性化させる食品由来の粉末酵母エキス栄養源として、これを土中に注入することによって、安全でしかも短期間での浄化が可能になりました。浄化効果が顕著な例では、数mg/リットルのTCE(トリクロロエチレン)濃度のサイトで、約4週間でTCE濃度が環境基準値を満足する結果が得られており、”土壌がきれいになっているなぁ”という実感が持てる浄化対策法です。その上、注入技術により建物直下の原位置浄化も可能で、対策費も安くなるというメリットもあります。



バイオスティミュレーション

バイオスティミュレーション とは、汚染サイトに生息している微生物を活性化させる方法です。空気を吹き込んだり、無機栄養塩類(窒素やリンなど)を添加する場合だけでなく、メタンやトルエンといった基質(エネルギー源としての有機物)を加え、浄化を行う技術です。 有機塩素化合物の汚染は、絶対嫌気性微生物により分解されます。 絶対嫌気性微生物を活性化させるため栄養源としてSCNバイオを使用し以下の分解経路プロセスにより有機塩素化合物を分解します。

SCNバイオ詳細▶︎



2.地下水揚水法

汚染源の拡散防止を目的とする場所に揚水井戸を設置し、汚染地下水を揚水し対象物質 を除去・回収することにより、地下水及び土壌の処理を行う。揚水した地下水は、曝気処理し活性炭吸着処理を行い処理を行う技術です。 集水ボーリングを行い汚染地下水を井戸で揚水し、集まった汚染地下水をVOC- 処理装置により揚水曝気・活性炭吸着を行い VOC を除去します。

VOC-処理装置(曝気・吸着) 環境テクノ(株)社製

地下水揚水井及び集水ボーリング

3.生石灰混合工法

汚染した土壌に生石灰をテント内で添加・混合し、水と反応した反応熱により汚染物質を揮発させます。揮発させたガスは活性炭に吸着させて処理を行います。

4.遮水壁工法

汚染物質の拡散防止を目的に鋼矢板、セメント改良、薬液注入工等により遮水壁を作成し、汚染地下水流出を防止させます。

5.バイオフラッシング工法

汚染土壌に栄養塩を添加・混合させることにより、土着の微生物を活性化させ、揮発性有機化合物内油類を分解させる工法です。


6.化学分解工法

汚染土壌に鉄粉や過酸化水素水等の化学物質を添加することによる化学反応により汚染物質を分解させます。

7.機械攪拌工法

汚染土壌にキングパウダー(非セメント系材料+酸化促進剤)を原位置攪拌混合することにより汚染物質の浄化と地盤強化を同時に行い浄化させます。

キングパウダー工法詳細>>