ジオファイバー工法
ジオファイバー工法とは、環境に優しい法面安定工で、1.「連続繊維補強土工」、2.「地山補強土工」、3.「植生工」これら3つの工法を組み合わせた『連続繊維複合補強土工法』です。
連続繊維補強土工は、砂質土と連続繊維(ポリエステル)をジェット水とともに噴射・混合させて、法面に厚い土構造物を構築します。また地山補強土工は地山内に鋼棒の抵抗体を埋め込むことで、地山自体の抵抗値を高めるとともに、連続繊維補強土と地山との一体化をはかるものです。また、植生工は、連続繊維補強土の表面に施し、樹林化など質の高い植物環境を形成させるものです。
特 徴
- (1) 地山補強とともに環境保全対策として、樹林化はもとより、既存高木をそのまま生かすことができます。
- (2) 植生の導入が容易です。
- (3) 従来のブロック積み擁壁や吹付枠などと同等の効果が得られます。
- (4) 鉄筋挿入工を併用することで地山の安定をより一層強固にできます。
- (5) 多様な崩落形態に対応できる。凹凸の激しい地形にも対応可能。
- (6) 機械化施工により、工期の短縮と作業環境の改善が期待できます。
施工実績
動物園南園法面補強工事(連続繊維補強土工)
森の下(7)農道災害復旧工事(連続繊維補強土工)