事業紹介

Wフィルグラウト工法

Wフィルグラウト工法とは

  • 近年、補修における空洞充てん注入の重要性が再確認されています。空洞には水を伴うケースが多く、耐水性のグラウト材が望まれています。そのような中で開発されたのが、新しいタイプの2液性水中空洞充てん注入工法「Wフィルグラウト工法」です。

主な特長

Wフィルグラウト工法は、以下の特長を持った工法です。

施工方法

当該工法は、A液、B液を別々に混練り・圧送し、ミキシングユニットで2液を混合してできる可塑状モルタルを、注入ホース、注入管を用いて所定の空洞に充てんします。

試験結果など

Wフィルグラウト工法は、水中における材料分離抵抗性(水中打設実験)、耐水性(水中浸漬試験)、耐海水性(海水浸漬試験)等の試験を行い、各種物性の確認をしています。また、水質試験や溶出試験を行って、環境安全性の確認をしています。詳しくは、弊社各営業所までお問い合わせください。

使用材料

Wフィルグラウト工法で使用する材料を示します。

A液 1.0㎡ B液 0.05㎡ 物性
セメント FG粘着剤 FG可塑剤 A液比重 A+B液・圧縮強度
25日(N/m㎡)
400 25 864 29.4 35.3 1.29 1.0
450 25 848 29.4 35.3 1.32 1.5
500 25 832 29.4 35.3 1.36 2.0

■使用材料の働きと性状

セメント:普通セメント
FG粘着剤:水とセメントに粘着性を持たせる。(薄黄色粉体、比重2.6、荷姿20kg袋入)
FG添加剤:A液の分散効果およびグラウトの強度発現促進。(白色粉体、比重2.0、荷姿20kg袋入)
FG可塑剤:グラウトを瞬時に可塑状にする。
(白色粉体、比重1.6、荷姿25kg袋入/可溶性のため混練時には比重2.0で計算します。)

■A液に対するB液の量は水温に応じて5~8%の範囲で決定する必要があります。

写真など

お問い合わせ

Wフィルグラウト工法は、国土交通省新技術情報提供システム(NETIS)に登録されています(KT-000149-V)。

Wフィルグラウト工法に関するお問い合わせは、最寄の各営業所までお願いします。

※開発元:ショーボンド建設株式会社